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野村美也子個展

「あたり」

●会期：2018年11月16日(金)〜11月25日(日) 11:00〜19:00 (最終日は18:00まで)

　　　　opening party  11月16日(金)17:00〜

●会場：ギャラリー自由が丘　https://www.gallery-jiyugaoka.com

　　　　世田谷区奥沢5-41-2アトラス自由が丘ビル1F   03-6715-6551

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「あたり」は当たりであったり、辺りであったり。

それを全部ひらがなで書くとなんのことやら・・・早口言葉のようになってしまう文章も、漢字を当てはめるとシチュエーションがあれこれ浮かぶ日本語の微妙なニュアンスにやはり惹かれます。

 

どの「あたり」も私がそれを使う時は、心がぐっとそれを中心に引き寄せられることがらが多いように思います。

 

今回の展覧会はそんな風に、心がぐっと引き寄せられた様々なことがらを描いてみようと思い、描き起した新作１７点です。

是非ご高覧いただければ幸いです。

 

東京イラストレーターズ・ソサエティなどの展覧会に毎年参加していましたので、自分でも指折り数えてみてびっくりしたのですが、実に個展は２３年ぶりとなります。

 

ちょうど子育ての時期と重なり、制作に多くの時間を要する個展は、お仕事の締め切りにもアップアップだった私には少し荷の重いものでした。

駆け出しの頃から毎年開催してきた個展も第５回で少しお休みをして・・・の少しが、２、３年ではなく２３年にもなってしまいましたが、今回制作期間の７〜８ヶ月の中で、絵を描くことが好きだったんだなぁということに改めて気がつき、毎日楽しくて仕方がなかったことが、私の中で一番の「あたり」だったのかもしれません。

 

今更ですが・・・。

今だからかもしれません。

 

今回作品のタイトルに氏田雄介さん著「５４字の物語」のフォーマットを使わせていただいている作品があります。

意味がわかるとゾクゾクする超短編小説という本来の使い方とはちょっと違ってはいますが、54字でそれぞれの作品のことをつらつらとしたためております。

併せてどうぞご覧ください。