Minako Saitoh Botsford
斉藤美奈子ボツフォード

NEWSニュース

2010.06.21

谷川俊太郎さん朗読会

一昨日私のギャラリー/アトリエで谷川俊太郎さん朗読会を開きました。

夫が英語版を編集している詩誌ポエトリ関東に協力して初めてのイベント、御陰さまで大成功に終わりました。沢山の素敵なお客様と、詩人の言葉の豊かな響きに部屋中が高密度エネルギーに満たされたような感じでした。

こ の日の為にもう一度詩をよく読んでおさらい(笑)しておいたのですが、字面で読むのと、朗読を聞くのではまるで違う経験だった。朗読は何次元にも増えて て、生き物なんだな〜って感じです。「いまここ」っていうフレーズ、お話の中に何回か出てきたのですが、谷川さんを集約した言葉ですよね、いや、集約なん てできないか。できたら私も「いまここ」な気持ちでいつもいたいなあ、しかし谷川さんは生まれた時から、どこかの惑星からこの地球にやってきたのを知って いたのでしょうね。やっぱりかなり宇宙人ぽいもの。

で、そんな大役を引き受けたギャラリースペース、のようなもの、だったのですが、まだまだ準備が足りないな。司会の先生が急遽キャンセルになって、当日私 にお鉢が廻ってきました、結果、「すみません」と言う感じです。司会がヘタで空白な分、谷川さんには余計に読んで頂いてしまった様です、:)。

い やはや、気配りってもんが一番苦手な自分は、実は結婚式や葬式が鬼門です。ごり押しして自分の結婚式さえしなかった。あの、女性がそろって気配り倒した り、ささっ、ささっと上座を譲りながら観察したりする能力がゼロ。気がつくととんでもないところに座っていたり...泣。もちろん、そんなだからウワサと か情報とかが自分にはやってこない、おおかたいつも真空状態を生きています。こんなでどうやって、スペースを維持したりイベントしたりできるのか良くわか らないけど、まあ結局マイペースにしかならないのでしょう。自分の少しは得意ないい気持ちの空間を作るとか、少しだけ人をびっくりさせるとか、そういう方 法を駆使し、かつ基本他力本願でなんとか進んでいくしかないでしょう。すみません。